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コラム

蚊の攻撃、真夏よりも秋が危険?

蚊の攻撃、真夏よりも秋が危険?

秋は、運動会やキャンプ、BBQなど、アウトドアレジャーにぴったりの季節。外で過ごす時間が長いと、虫に刺されるリスクも高まります。かゆみにとどまらず、伝染病などを媒介することもあるので、できるだけ避けたいもの…。でも、どうしたらいい?

今回は秋の虫の中でも、私たちを悩ます蚊についてまとめてみました。

日本にいる蚊の種類は?

蚊には、吸血する種とそうでない種がいます。私たちの身近で吸血するのは、東北中部以南に生息するヒトスジシマカ(ヤブ蚊)、主に北海道から九州に生息するアカイエカ、アカイエカの亜種で都会に多く生息するチカイエカです。

蚊が好むエサにはどんなものがあるの?

蚊は血を吸うためにいつも人や動物を狙っていると思われがちですが、主なエサは花の蜜や果物に含まれる糖分です。しかも血を吸うのはメスだけです。交尾を終えたメスは産卵の栄養をとるため吸血します。

蚊はどんな一生を過ごすの?

蚊は水のあるところに卵を産みつけ、幼虫(ボウフラ)、さなぎを経て成虫になります。25~30度の繁殖に適した気温が続けば、わずか10日ほどで卵から成虫になります。

蚊の寿命は?

蚊の成虫の寿命は季節によっても異なりますが、2~3週間ほどで、その間に4~6回吸血すると言われています。

実は秋まで注意が必要!

蚊といえば夏!というイメージをお持ちの方は多いと思いますが、実は、蚊の吸血活動は、夏にとどまりません。場合によっては、その前後、春や秋のほうが刺されやすいのです。

というのも、蚊の活動が活発になるのは、アカイエカでは25度、ヒトスジシマカでは25~30度。アカイエカは30度、ヒトスジシマカは35度を超えると、死ぬ可能性もあるそうです。死に至らずとも、適温を超えると活動自体が減るため、最高気温35度前後が当たり前となっている近年の日本において「真夏は刺されるリスクがとくに高い」ということにはならないようです。

一方、下の情報からもわかる通り、アカイエカとチカイエカは、もともと真夏の前後に多く発生する蚊です。また、ヒトスジシマカは、真夏の朝夕に活発に活動・吸血しますが、春や秋には昼間が活動の適温になることも多く、刺されるリスクも思いのほか高くなると考えられます。

秋にも必須!蚊よけ対策

蚊に刺されると、かゆくて辛いのは言うまでもありません。しかし、それ以上に問題となるのは、蚊による吸血が伝染病を媒介し、命も落としかねない危険性をはらんでいるということです。蚊が媒介する病気には「マラリア」「デング熱」「日本脳炎」「ウエストナイルウイルス」「フィラリア」などがあります。

地球温暖化や国際化によって、以前はなかった伝染病に国内で感染するという状況も起きています。まもなく秋本番。アウトドアの季節がやってきます。日中、屋外レジャーを思い切り楽しめるよう、蚊から身を守るポイントをいくつか紹介しましょう。

いつまで蚊の対策をしたら良いの?

気温が25度~35度の間は、対策が必要です。地域によりますが3月~10月ころまでは対策することをオススメします。

どのように蚊の対策をしたら良いの?

蚊の発生源を絶つ

蚊の数が減れば、当然刺されるリスクは低くなります。蚊はわずかな水たまりでも産卵するので、下水溝や古タイヤ、空き缶などの水たまりをなくしていくことで、発生数を減らすことができます。また、駆除剤を使ったり、ボウフラを捕食する虫や魚を利用したりすることで、幼虫のうちに退治することもできます。駆除剤の使用は、環境などにも十分配慮しましょう。

蚊が近寄りにくくする

家の中に入らないよう網戸をしっかり閉めたり、蚊帳を張ったりすることをオススメします。さらに外出時には、長袖・長ズボンなどの衣類で物理的にシャットアウトする、室内外で殺虫・忌避剤を置いたり蚊取り線香を炊いたりする、忌避剤を肌や衣類につける・携帯するなどの方法があります。線香を含め、忌避剤の成分は、合成のものと天然由来のものがあります。効果のレベルや身体への影響などを考慮し、成分を把握したうえで選ぶのがオススメです。

 また、蚊は二酸化炭素の密度が高いところや、周辺より温度の高いところに向かう習性があります。そのため、ビールの摂取後や運動後は、より忌避策を強化することが大切です。子供は大人より体温が高いので、つねに気をつけましょう。

刺されてしまったら

蚊に刺されるとどうして痒くなるの?

蚊は血を吸う時に、血液凝固を防ぐ物質を含んだ唾液を注入します。かゆみは、それに対するアレルギー反応として起き、場合によっては赤くなったりミミズ腫れのようになることも。

かゆみの辛さを軽減するためには?

刺されてしまった場合は、かゆみの辛さを軽減する方法として、「たたかずにはじく(唾液を体内に入れないため)」「石鹸で洗う」「かゆみを麻痺させる・抑えるものを塗る」などの方法が有効です。

まとめ

蚊に刺される可能性は年間を通じてあり、春と秋は、夏と同様に注意が必要です。伝染病を媒介することもあるので、発生を抑えるとともに、刺されないよう気をつけましょう。

   

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